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北京五輪、ジャマイカの男子リレー金はく奪へ 日本が銀に繰り上げ

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NewsHub国際オリンピック委員会(IOC)は25日、2008年北京五輪陸上男子400メートルリレーで金メダルを獲得したジャマイカのネスタ・カーターがドーピングの再検査で陽性が発覚し、失格となったと発表した。ジャマイカチームも失格となり、ウサイン・ボルトらの金メダルも剝奪(はくだつ)される。3位の日本が繰り上がり、銀メダルとなる可能性が高い。
ジャマイカは当時の世界記録37秒10で圧勝した。2位は38秒06のトリダードトバゴ。日本は塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の4人が走り、38秒15だった。IOCは北京五輪と12年ロンドン五輪で採取したドーピング検体の再検査を進めており、カーターの検体からは興奮薬として禁止されているメチルヘキサンアミンが検出された。
日本のアンカーを務めた朝原宣治さんは「僕たちが初めて北京五輪で銅メダルを獲得し、後輩たちがリオデジャネイロ五輪で初めて銀メダルに届いた。それが、僕たちが最初となる? やることは、陸連に報奨金の差額を請求するくらい。それは冗談ですが、過去にさかのぼって評価されるのは複雑です。そういうことがないように、僕が望むのは、東京五輪・パラリンピックはクリーンで誇れる大会にしたいということ。日本から世界にアピールしてほしい」と話した。
北京五輪陸上女子走り幅跳びと三段跳びでともに銀メダルを獲得したタチアナ・レベデワ(ロシア)も陽性が発覚し、失格となった。(ロンドン=河野正樹)

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