【ワシントン大前仁】 訪米中の 岸田文雄外相は10日午前(日本時間同日深夜)、 ワシントンの 米国務省でティラーソン国務長官と約30分間会談した。 岸田氏が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の 経済的、 戦略的意義を強調したの に対し、 ティラーソン氏は日米2国間の 経済関係を発展させることが重要との 認識を示した。
【ワシントン大前仁】訪米中の岸田文雄外相は10日午前(日本時間同日深夜)、ワシントンの米国務省でティラーソン国務長官と約30分間会談した。岸田氏が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の経済的、戦略的意義を強調したのに対し、ティラーソン氏は日米2国間の経済関係を発展させることが重要との認識を示した。
また、北東アジアの安全保障情勢について「非常に厳しい」との認識で一致し、日米同盟を深化させることを確認した。
両氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還問題について意見交換し、ティラーソン氏が名護市辺野古沿岸部への移設を「唯一の解決策だ」と言明。中国が膨張的な行動を続けている東・南シナ海情勢や、核実験やミサイル開発を続ける北朝鮮についても話し合った。
沖縄県・尖閣諸島について、ティラーソン氏は対日防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用範囲との考えを改めて示した。
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