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アスクルの倉庫火災と、太陽光発電システムにおける災害リスク

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アスクルの 倉庫火災がようやく鎮火したようです。 アスクルにはオフィス用品の 通販としてお世話になっている読者も多いの ではないでしょうか。 私も新人の ころに、 必要な物品や先輩から頼まれたもの を発注した思い出などがあり、 なじみ深い企業です。 原因究明とともに、 早期に復旧さ
アスクルの倉庫火災がようやく鎮火したようです。アスクルにはオフィス用品の通販としてお世話になっている読者も多いのではないでしょうか。私も新人のころに、必要な物品や先輩から頼まれたものを発注した思い出などがあり、なじみ深い企業です。原因究明とともに、早期に復旧されることを祈ります。
埼玉県三芳町の物流センターで先週(2017年2月16日)発生したこの火災ですが、その翌日17日の記事では 「鎮火まであと1~2日」 と発表されていたものの、2月20日に発表された情報では 「鎮火のめどが立っていない」 と変更されていました。
予想以上にこの火災が長引いたようで不思議に思っていたのですが、その原因の1つにどうやら「ソーラーパネル」への延焼が関わっていると聞き驚きました。
消火活動が長期化していた理由について、
▼アスクル倉庫火災 再び爆発 消火活動難航 鎮火めど立たず – NHKニュース
と発表されていました。
▼ 水没した太陽光設備は専門家以外さわってはいけない – スマートジャパン
消防研究センターの技術資料では、すでに発生している太陽光発電システムが関わる火災や感電事案などを踏まえて、太陽電池モジュールの特性や、その火災・感電時の事例や実験内容が詳しくまとめられています。
また、産総研の太陽光発電研究センターからも技術資料が公開されています。下記に表を抜粋して紹介します。
最新の設備・テクノロジーは、便利な半面、こうした災害時に思いもよらない被害が起こってしまうリスクもあります。 日経ビジネスオンラインが2016年9月に取材した 際の紹介記事 では、このアスクルの該当施設がいかに最新の設備を取り入れ、効率化が図られていたかが伺え、その挑戦に対してこうした状況が生まれてしまったのは残念でなりません。製造業においてもこうした設備投資は常に行われていますが、同時に災害へのリスク対策についても、いま一度見直す必要があるのかもしれません。

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