Home Japan Japan — in Japanese 欧州×トルコ、深まる溝 閣僚参加の改憲集会を独など禁止 (産経新聞)

欧州×トルコ、深まる溝 閣僚参加の改憲集会を独など禁止 (産経新聞)

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■エルドアン大統領「ナチスと変わらぬ」 【ベルリン=宮下日出男】 ドイツなど欧州で – Yahoo!ニュース(産経新聞)
産経新聞 3/12(日) 7:55配信
■エルドアン大統領「ナチスと変わらぬ」
【ベルリン=宮下日出男】ドイツなど欧州で、トルコの閣僚らが出席予定の集会の開催が拒否されるケースが相次いでいる。トルコのエルドアン政権はナチス時代を引き合いに激しく批判している。トルコでは4月16日、大統領権限を強化する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われる。集会はそれに向けたキャンペーンの一環とされ、双方の関係がこじれている。
集会は欧州に多く暮らすトルコ系有権者に、在外投票と改憲への賛意を呼びかけるのが目的だ。今月に入り、ドイツでは西部ケルンや北部ハンブルクなどで企画された集会が、地元当局の要請で中止となった。
会場施設の不備などが理由で、独側は法的要件を満たせば開催は可能という立場。このため一部の会合は領事館などに場所を変更して開催された。
トルコのエルドアン大統領はこうした対応を「ナチス時代と変わらない行為」と批判。メルケル独首相が「ナチズムとの比較はやめるべきだ」と反論した。
集会禁止はドイツ以外の国にも広がり、スイス北部チューリヒのほか、オーストリアでもリンツなどで取りやめとなった。オーストリアのケルン首相は、欧州連合(EU)域内でトルコの政治家が出席する会合を禁じるべきだと訴える。
オランダではロッテルダムが11日の集会の中止を決め、政府は訪問を敢行しようとしたトルコ閣僚の入国も禁じた。オランダは総選挙を15日に控えており、躍進が見込まれる反イスラムの極右、自由党はエルドアン氏を「ファシスト」と批判。選挙前の微妙な情勢が影響した可能性がある。一方、エルドアン氏は11日、オランダを「ナチの残党」と非難した。
トルコで昨夏起きたクーデター未遂後、強権的なエルドアン政権と欧州との関係は一段と悪化。ただ移民・難民の流入対策での協力は必要な上、トルコのロシア接近を警戒する声もあり、対応に苦慮している。
最終更新:3/12(日) 7:55

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