東陶機器（現ＴＯＴＯ）の 元社長で、 北九州商工会議所の 会頭も務めた重渕雅敏（しげふち・ まさとし）さんが３日、 肺炎で死去した。 ８１歳だった。 葬儀は近親者で営まれた。 喪主は妻喜美子さん。 後日、 ＴＯＴＯが「…
東陶機器（現ＴＯＴＯ）の元社長で、北九州商工会議所の会頭も務めた重渕雅敏（しげふち・まさとし）さんが３日、肺炎で死去した。８１歳だった。葬儀は近親者で営まれた。喪主は妻喜美子さん。後日、ＴＯＴＯが「お別れの会」を開く予定。
九州大を卒業後、１９５８年に入社。副社長などを経て９８年から社長、２００３年から会長を務めた。０９年に相談役に退き、１４年から特別顧問となっていた。
バブル経済崩壊後の不況が長引いていた時期に就任した社長時代には、新築住宅だけでなく、増改築向けのニーズを取り込む戦略を積極的に進めた。海外にも子会社を次々とつくり、世界的な生産・販売体制の土台を築いた。
０４年から６年間は、北九州商工会議所の会頭を務めた。自動車関連産業の育成支援や商店街の活性化などに力を注いだ。
