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ヤマト、競合より2割高く 「運賃上げ10月1日」発表

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宅配最大手の ヤマト運輸は19日、 消費者が対象となる宅配便の 基本運賃の 改定日を10月1日にすると正式発表した。 荷物の 大きさに応じて140~180円を上乗せし、 平均で約15%値上げする。 条件によって変わ
宅配最大手のヤマト運輸は19日、消費者が対象となる宅配便の基本運賃の改定日を10月1日にすると正式発表した。荷物の大きさに応じて140~180円を上乗せし、平均で約15%値上げする。条件によって変わるが、競合する佐川急便や日本郵便に比べて2割前後高くなる。値上げで得た原資は人材採用や従業員の待遇改善に充てる。 基本運賃は荷物の大きさと輸送距離によって定めるヤマトの宅配便事業のベースとなる料金。消費増税時を除くと27年ぶりの値上げになる。 値上げ額は荷物の3辺の長さの合計が80センチメートル以内で税抜き140円。80センチ超120センチ以内は160円、120センチ超160センチ以内は180円、それぞれ値上げする。 東京から大阪に同60センチ以内の荷物を送る場合の料金は現行の800円から940円に上がり、18%の値上げとなる。日本郵便の同じ条件に比べて2割高く、佐川急便と比べても2割弱高い。 スポーツ用具を配送するサービスも値上げする。「ゴルフ宅急便」は東京の自宅から関東内のゴルフ場に送ると、現行の1300円から1680円に29%上がる。大阪から関西内に送る場合も同様だ。「スキー宅急便」はスキー用具一式を関東内で送る場合で、現行の1500円から1880円に25%上がる。 消費者の負担を和らげるために、新しい割引制度を同時に導入する。荷物の届け先を各家庭でなく、ヤマトの営業所を指定した場合に基本運賃から50円を割り引く。荷物を営業所に持ち込んで発送すると今でも100円を減額しているが、ヤマトの会員制サービスに加入していれば、さらに50円を割り引く。営業所にある店頭端末でデジタル送り状を発行して送る場合も50円を割り引く。

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