就任後、 初の 外国訪問を行っているアメリカの トランプ大統領は、 中東歴訪を終えて日本時間の ２４日午前１時半ごろイタリアの ローマに到着しました。 ヨ…
就任後、初の外国訪問を行っているアメリカのトランプ大統領は、中東歴訪を終えて日本時間の２４日午前１時半ごろイタリアのローマに到着しました。ヨーロッパではまずローマ法王と会談を行う予定で、大統領選挙の最中、移民政策などをめぐりあつれきが生じたローマ法王とどのようなやり取りが交わされるのか、関心が集まっています。 初めての外国訪問を行っているトランプ大統領は最初の訪問国、中東のサウジアラビアでイスラム過激派組織の壊滅に向けてアラブ諸国に結束を呼びかけました。続いて訪問したイスラエルとパレスチナでは、中断している和平交渉を再開し、中東和平を実現することに意欲を示しました。さらに一連の中東歴訪を通じて、対立するイランへの圧力を強化していく姿勢を鮮明にしました。 トランプ大統領は２３日午後６時半ごろ（日本時間の２４日午前１時半ごろ）、専用機でイタリアのローマに到着し、２４日にはバチカンで、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王と会談することになっています。 両者の間では、去年のアメリカ大統領選挙の最中、移民政策をめぐり「国境に壁を築く」などと過激な発言を繰り返すトランプ氏を、法王が「キリスト教徒の発言ではない」と厳しく批判し、あつれきが生じた経緯があります。 会談についてホワイトハウスの高官は「大統領は法王を尊敬している。時間をともにできることを楽しみにしている。すばらしい会談になるだろう」と述べていて、どのようなやり取りが交わされるのか関心が集まっています。 トランプ大統領は法王との会談後、今週、開かれるＧ７サミット＝主要７か国首脳会議の議長国を務めるイタリアのマッタレッラ大統領やジェンティローニ首相とローマで会談することになっています。
