インターネット上の 仮想通貨の 一つ「ビットコイン」 の 取引所を運営する国内１３事業者は１８日、 同コインの 預け入れと引き出しの 機能を、 ８月１日午前０時に一時停止すると発表した。 ビットコイン取引の システムが二つに分かれ、 混乱が生じる恐れがあるため、 一時停止で顧客の 資
インターネット上の仮想通貨の一つ「 ビ ッ ト コ イ ン 」の取引所を運営する国内１３事業者は１８日、同コインの預け入れと引き出しの機能を、８月１日午前０時に一時停止すると発表した。 ビ ッ ト コ イ ン 取引のシステムが二つに分かれ、混乱が生じる恐れがあるため、一時停止で顧客の資産を保全するのが狙いだ。 ビットコインは、イーサリアムなどと並ぶ代表的な仮想通貨で、海外送金の手数料が安いことなどから利用者が急増している。流通量の拡大から投機的な売買が膨らみ、取引に時間がかかる弊害も生じている。 このため、ビットコイン業界の一部に、取引速度を引き上げることができる新システムの立ち上げ構想が浮上。一方、既存システムの利用を求める声もあり、意見が対立していた。 １３事業者が加盟する日本仮想通貨事業者協会は「混乱の程度を予想するのは困難で、重大なリスクが発生する可能性が否定できない」と説明している。システム分離は８月１日午前９時すぎに起こる公算が大きく、１３事業者は状況を見極めた上で同月４日までに取引再開時期のめどを示す。（2017/07/18-21: 42）
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