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消費者物価7月0.5%上昇 2年7カ月ぶり伸び エネルギーやビール類寄与

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総務省が25日発表した7月の 全国消費者物価指数(CPI、 2015年=100)は、 値動きの 激しい生鮮食品を除く総合指数が100.1となり、 前年同月比で0.5%上昇した。 プラスは今年1月から7カ月連続で
総務省が25日発表した7月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数が100.1となり、前年同月比で0.5%上昇した。プラスは今年1月から7カ月連続で、電気代などエネルギーのほか、安売り規制が強化されたビール類が上昇に寄与した。 前年比の伸び率は消費増税の影響を除くと、14年12月以来、2年7カ月ぶりの水準。物価が上昇したのは282品目(53.9%)で、前月(279品目)を上回った。 全体の伸びをけん引した品目はエネルギーで、全体を0.42ポイント押し上げた。電気代が6.1%、ガソリンが6.3%がそれぞれ上がった。 生鮮食品を除く食料は0.9%上昇した。国税庁が6月から酒の安売り規制を強化。メーカーと小売業者に対して、行き過ぎた安売りをさせないようにしたことで、例えばビールは前年を7.9%上回るなど上昇材料になった。 エネルギーも除く総合指数は0.1%上昇にとどまった。5カ月ぶりの上昇だが、エネルギー以外の物価の伸びは鈍い。スマートフォンを含む携帯電話機は8.6%低下した。 総務省が同日発表した東京都区部の8月のCPI(中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数で0.4%上昇した。エネルギーが引き続き全体を押し上げたほか、8月から70歳以上の高額療養費の自己負担額の上限が引き上げられた影響で、診療代が3.5%のプラスになった。 一方、携帯電話の通信料は5.4%低下した。前月の2.3%から下落幅が広がった。同省は「 KDDI の新しい値下げプランの影響が出ている」と指摘。来月発表の8月の全国分も押し下げ要因になるもようだ。 生鮮野菜は2.3%低下した。8月は東京都心で40年ぶりに21日連続で雨が降るなど、関東や北日本で天候不順が続いているが、同省によると「長雨の影響はまだ出ていない」という。 過去の統計データがご覧いただけます。

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