頻繁に連絡を取っていた関係者との 電話口でも、 「日に日に元気がなくなっていった」 という。
暴行問題の責任をとって、横綱日馬富士(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が引退を決めた。ある後援会関係者には29日午前1時ごろ、日馬富士本人から電話で連絡があり、引退する意向を伝えられた。その関係者によると、日馬富士は「疲れ果てた。もう精神的にダメです」と話したという。
当初は日本相撲協会の危機管理委員会の調査結果を待ち、進退を判断するつもりだった。だが、頻繁に連絡を取っていたこの関係者との電話口でも、「日に日に元気がなくなっていった」という。27日の横綱審議委員会でも「非常に厳しい処分を求める」という意見が大半だった。来年の初場所の番付編成会議を前に、引退の道を選んだ。
この関係者は「こういう形での引退になってしまい、本当に残念です」と話した。