大相撲春場所8日目の 18日、 東十両14枚目の 貴公俊(たかよしとし)関(20)=貴乃花部屋=が会場の エディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)の 支度部屋で、 付け人を務める力士の 顔などを殴打したことが関係者の 話で分かった。 日本相撲協会は19日に師匠の 貴乃花親方(元横綱)や本人らから事情を聴き、 対応を検討す
大相撲春場所8日目の18日、東十両14枚目の貴公俊(たかよしとし)関(20)=貴乃花部屋=が会場のエディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)の支度部屋で、付け人を務める力士の顔などを殴打したことが関係者の話で分かった。日本相撲協会は19日に師匠の貴乃花親方(元横綱)や本人らから事情を聴き、対応を検討する。
春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)によると、鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)が貴公俊関に確認したところ、殴ったことを認めた。関係者の話を総合すると、殴ったのは複数回で、付け人は口の中を切って流血し、床にも血痕が残っていたという。
貴公俊関は18日の取組で土俵下に入るのが遅れて相撲協会の境川審判部長代理(元小結・両国)から注意を受けた。付け人が土俵下に向かうタイミングを伝えるのが遅れたことが暴行の原因になったとみられる。
また協会は18日、峰崎部屋の幕下以下の力士が昨年9月末~今年1月初旬に弟弟子へ4回にわたって暴力を振るっていたと発表した。弟弟子は暴力を主な理由に現役を引退。両者の間では示談が成立しているといい、峰崎親方(元前頭・三杉磯)を含む関係者の処分を今月29日の定例理事会で協議する。【飯山太郎】