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伊万里「守備でリズム、競り勝つ」 4日目に大阪桐蔭と初戦

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23日開幕の 第90回選抜高校野球大会(甲子園)に出場する伊万里高は、 大会4日目に前回大会王者の 強豪大阪桐蔭との 初戦…
23日開幕の第90回選抜高校野球大会(甲子園)に出場する伊万里高は、大会4日目に前回大会王者の強豪大阪桐蔭との初戦に挑む。春夏通じて初めて甲子園の土を踏むナインに地元の期待も高まる。吉原彰宏監督(43)は「最小失点に抑え、守備でリズムを作る。競った戦いで勝ちたい」と初戦突破へ意欲を見せる。
進学校の伊万里は、午後7時15分までに全校生徒は下校しなければならない。強豪校と比べ練習時間は短いが、徹底的に効率化した練習メニューをこなし、21世紀枠での出場切符をものにした。
守りの柱はエース山口修司選手(3年)。公式戦6試合中、5試合で先発完投しており、吉原監督の信頼も厚い。直球は120キロ台と速くはないが、チェンジアップやスライダーなどを織り交ぜた抜群の制球力で打たせて取るピッチングが持ち味。甘いボールが少なく、集中打を浴びにくいという。「山口の粘り強い投球に期待したい」と吉原監督。公式戦での失策は1試合平均1・5個。甲子園でも堅い守りが求められる。
攻撃のキーマンは主将で1番の犬塚晃海選手(3年)と3番古賀昭人選手(3年)。犬塚選手は「初回の打席から積極的に振っていく」と気合十分だ。ここ一番のチャンスに力を発揮する古賀選手は「チームを勝利に導く一本を打ちたい」と意気込む。
全国の強豪校と戦えるように冬は各自10キロの体重アップを目標に体づくりにも励んだ。捕手で4番の梶山勇人選手(3年)は「体重増でスイングスピードが上がり、ボールが飛ぶようになった。夢は大きく、甲子園でホームランを打ちたい」と笑顔を見せる。
今月初めの福岡農業高との練習試合は19-0(七回コールド)で圧勝。吉原監督は「冬場にバットを振り込んできた成果が出た」と手応えを感じている。
同高の校歌は全国的にも珍しい混声3部合唱。初戦を突破し、ナインとアルプススタンドの応援団が一体となって歌うためには、大阪桐蔭に最後まで食らいつき、接戦に持ち込めるかどうかがかぎになりそうだ。
=2018/03/22付 西日本新聞朝刊=

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