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日中首脳、初の電話協議。非核化や拉致問題の早期解決に向けて日中間で連携・協力へ

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安倍首相は北朝鮮の 状況が変化している時に直接意見を交換することの 意義を強調したという。
朝日新聞社
中国の習近平国家主席との電話会談の後、取材に応じる安倍晋三首相=2018年5月4日午後6時52分、東京・首相公邸、角野貴之撮影
安倍晋三首相は4日、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話で約40分間協議した。南北首脳会談の板門店宣言で完全な非核化が盛り込まれたことを評価し、非核化や拉致問題の早期解決に向けて日中間で連携、協力することで一致したという。
日本の首相と中国の国家主席の電話協議は初めて。電話協議は米朝首脳会談を控え、日本側の要請で行われた。協議後、安倍首相は記者団に「北朝鮮のような課題について連携をとっていく姿を国際社会に示すことは極めて重要だという考えで一致した」と述べた。政府関係者によると、日朝首脳会談についての日本の考え方も伝えたという。
日本政府によると、安倍首相は北朝鮮の状況が変化している時に直接意見を交換することの意義を強調。習氏からも、初の電話協議は日中間の前向きな変化を表しているという趣旨の発言があったという。
中朝首脳会談や金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と王毅(ワンイー)国務委員兼外相の会談など中朝間のやりとりや、洋上で違法に物資を積み替える「瀬取り」など北朝鮮の制裁逃れをめぐっても意見交換された。国連安保理決議の完全な履行についても確認したという。
また安倍首相は記者団に、8日からの李克強(リーコーチアン)首相の訪日などを契機に交流を拡大するとし、「日中関係を次の段階へ引き上げることで一致した」と述べた。安倍首相は協議で、今後も必要に応じて電話協議を行うことを提案し、習氏も賛意を示したという。
(朝日新聞デジタル 2018年05月04日 22時41分)

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