童謡の「森のくまさん」の日本語の歌詞を手がけた男性が、替え歌を歌っているお笑いタレントとCDなどを販売する会社に対し、「著作者としての人格権を侵害された」として、販売中止などを求める通知書を送りました。 通知書を送ったのは、「森のくまさん」の日本語の歌詞を手がけた大阪府の馬場祥弘さん(72)です。 代理人の弁護士によりますと、去年11月ごろ、著作権を管理するJASRAC=日本音楽著作権協会から2度、連絡があり、お笑いタレントが歌詞に別の内容を大幅に加えた替え歌を出すことへの同意を求められたということです。馬場さんは断わりましたが、先月、CDとDVDが発売され、販売会社から現物が送られてきたということです。 馬場さんは「著作者としての人格権を侵害された」として、CDなどの販売中止とインターネットでの公開の中止、それに300万円の慰謝料を求める通知書をタレントと販売会社に送りました。通知書では、要求に応じない場合、販売の差し止めや賠償を求める裁判を起こすとともに、刑事告訴も検討するとしています。 販売会社側は「適切な手続きを踏まえて発売した。現時点で書面が届いていないのでこれ以上はコメントできない」としています。
Similarity rank: 4.2
Sentiment rank: -1.3