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消費者物価、4年ぶりマイナス=デフレ脱却に遅れ-16年:時事ドットコム

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NewsHub総務省が27日発表した2016年平均の全国消費者物価指数(CPI、15年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が99.7となり、前年比0.3%下落した。4年ぶりのマイナス。日銀による異次元緩和が始まった13年以降では初めて前年を下回り、デフレ脱却の遅れが浮き彫りになった。 物価の下落は、ガソリンなどエネルギーが10.2%下がったことが響いた。円高による輸入価格の低下や消費者の根強い節約志向も物価の上昇を抑えた。 16年12月の指数は99.8となり、前年同月比0.2%下落した。10カ月連続のマイナスだが、下げ幅は11月の0.4%から縮小した。原油安は一服しつつあり、物価の押し下げ効果が薄れる17年前半の統計からプラスに転じるとの見方も出ている。
項目別に見ると、エネルギーは4.4%下落。うち電気代は6.5%下がる一方、ガソリンは1.6%の上昇と2年1カ月ぶりにプラスに転じた。生鮮食品を除く食料は0.5%上昇、テレビなど教養娯楽用耐久財は4.9%下落した。 食料とエネルギーを除く総合指数は横ばい、生鮮食品などを含めた全体は0.3%の上昇だった。 全国の先行指標とされる17年1月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.3%下落した。(2017/01/27-10:37)

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