ドイツの捜査当局は２日、爆弾を積んだ車で人混みに突っ込むテロを計画し、過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）に資金援助を求めた容疑で、西部ザールブリュッケンに住むシリア人の難民保護申請者の男（３８）を逮捕したと発表した。男はドイツやフランス、ベルギーなどでテロを計画していたとみられる。 捜査当局によると、男は昨年１２月に携帯電話の通信アプリでシリア国内にいるＩＳ関係者と連絡を取り、テロに必要な車両や爆薬の確保のために１８万ユーロ（約２２００万円）の支払いを求めた疑いが持たれている。男が所持していた携帯電話のデータ解析で明らかになった。 男は複数の車を購入し、それぞれ４００～５００キロの爆薬を積み込む計画だったとみられる。男は当局の調べに対し、ＩＳ関係者と連絡を取ったことは認めているが、テロは計画していなかったと供述しているという。（共同）
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