アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が電話で会談し、過激派組織IS=イスラミックステートなどテロ組織の壊滅に向けて、米ロ両国が協力して具体的な対応をとることで一致したほか、直接会談の実現に向けて準備を始めることで合意しました。 トランプ大統領とプーチン大統領は28日、トランプ氏の就任後初めて、電話で会談しました。 ホワイトハウスは、内容を明らかにしていませんが、ロシア大統領府は、両首脳がテロとの戦いに向けた協力が優先課題だとして、シリアでの過激派組織ISなどテロ組織の壊滅に向け、米ロが協力して具体的な対応をとることで一致したとしています。 また、ウクライナ情勢やイランの核開発問題、それに朝鮮半島の問題などでも協力するとしています。 そのうえで、両首脳は直接会談の実現に向け、時期や場所の選定などの準備を始めることで合意したということです。 アメリカ国内では、去年の大統領選挙にロシアが干渉したとされる問題を受けて、共和党や閣僚候補から警戒感が示されていて、トランプ大統領がかねてから意欲を見せていた米ロ関係の改善が進むのかが焦点となっています。
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