アメリカのトランプ大統領が、中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止したことを受けて、ビザが暫定的に無効にされた人は6万人近くに上ることが明らかになりました。 トランプ大統領は先月27日、大統領令に署名し、テロ対策を強化するためとして、シリアやイランなど、中東とアフリカの7か国の人の入国を90日間停止することを命じました。 この措置の影響について、アメリカ国務省の当局者はNHKの取材に対して、これまでに暫定的に無効にしたビザが、6万人近くに上ることを明らかにしました。 無効にされたビザについて、この当局者は「今後、改めてビザが有効になる可能性もある」としています。 一方、一部のアメリカメディアは南部バージニア州の裁判所で、3日開かれた大統領令をめぐる裁判で、司法省の弁護士が「10万件のビザが無効になった」と述べたと伝えましたが、司法省の当局者は現時点ではコメントできないとしています。
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