第４５回ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考で３位に入賞した中尾太亮さん（１７）の地元松山市では５日、母親や恩師がけがを乗り越えた快挙を祝福した。 昨年のローザンヌは足のけがで途中棄権したため、母親の希さん（４３）は「無事に最後まで踊ってくれたら十分と思っていた。お世話になった全ての方々に感謝します」とほっとした様子。留学先のドイツのダンス校を今年７月に卒業する息子に「海外で踊り続けたいという希望に挑戦してほしい」と声援を送った。 小学１年からの恩師、愛媛バレエアカデミーの代表舟見玲子さん（４４）は「帰省のたびに成長を感じていた。去年のつらさも糧になった。うちでレッスンしている弟も９月から同じダンス校へ留学する。兄弟で将来が楽しみです」と語った。
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