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東芝社長 経営責任非常に重く感じている

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大手電機メーカー東芝の 綱川智社長は、 都内で記者会見し、 巨額の 損失額を確定できず、 予定していた決算発表を延期する事態となったことを陳謝するとと…
大手電機メーカー東芝の綱川智社長は、都内で記者会見し、巨額の損失額を確定できず、予定していた決算発表を延期する事態となったことを陳謝するとともに、みずからの経営責任について「非常に重く責任を感じている」と述べました。 東芝の綱川社長は、14日午後6時半からおよそ1時間20分にわたって都内の本社で記者会見しました。 この中で、アメリカの原子力事業の巨額の損失額を確定できず、予定していた正式な決算発表を延期する事態となったことについて「株主、投資家をはじめとする関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを改めて深くおわび申し上げます」と陳謝しました。 そのうえで綱川社長は「経営責任は大変重く受け止めている。今回、決算を発表できなかったことも非常に重く責任を感じている。私の進退については、指名委員会に委ねているが、いろんな処理に問題があるので責任をもって処理に当たりたい」と述べました。 また、今年度に7100億円余りの損失を計上する見通しとなった原子力事業の在り方について、綱川社長は「アメリカの原子力事業の子会社、ウェスチングハウスの株式を現在87%保有しているが、パートナーがいれば売却して持ち分を減らしていく。興味を持ってくれるパートナーがいれば一緒にやっていく」と述べ、ウェスチングハウスの株式を売却し、ほかの会社との提携も視野に入れる考えを明らかにしました。 さらに2006年にウェスチングハウスを買収したことの判断を問われ、綱川社長は「今から見れば買収したことが原因だったと言えなくはない」と述べ、ウェスチングハウスの買収に今回の損失の原因があるという考えを示しました。 一方、資金を工面して財務基盤を強化するため、東芝は主力の半導体事業を分社化し、新会社の株式を売却する方針ですが、株式をすべて売却する可能性を問われた綱川社長は「すべての可能性はありうる。時期については相手もあることなのでそこも含めて柔軟に考えている」と述べ、いわば虎の子の記憶用半導体事業全体を他社に売却することも排除しない考えを示しました。 今回、決算発表を延期する原因となった原子力事業に関連した内部通報の内容などについて、東芝の監査委員会の委員長を務める佐藤良二取締役は会見で「アメリカのウェスチングハウスに通報があった」としながらも、「現在、調査中だ」として詳しい説明を避けました。

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