【ベルリン中西啓介】 3月に任期満了を迎えるドイツの ヨアヒム・ ガウク大統領の 後任を選ぶ連邦大会議(連邦議会と州代表で構成、 現定数1260)が12日、 ベルリンで開かれ、 前外相の フランクワルター・ シュタインマイヤー氏(61)が第12代大統領に選出された。 任期は5年。
【ベルリン中西啓介】3月に任期満了を迎えるドイツのヨアヒム・ガウク大統領の後任を選ぶ連邦大会議(連邦議会と州代表で構成、現定数1260)が12日、ベルリンで開かれ、前外相のフランクワルター・シュタインマイヤー氏(61)が第12代大統領に選出された。任期は5年。
シュタインマイヤー氏は国政与党・社会民主党(SPD)の出身。メルケル政権で2度の外相を務め、ウクライナ問題やイラン核協議で手堅い交渉力を発揮した。SPDと大連立を組むメルケル首相の会派キリスト教民主・社会同盟も支持に回り、有効票1239票のうち931票を獲得した。
シュタインマイヤー氏は当選後の演説で「団結した欧州の自由と民主主義を守らなくてはならない」と述べ、欧州連合(EU)からの英離脱やトランプ米大統領の孤立主義政策で不安が広がることを念頭に、国民の結束を訴えた。
9月の連邦議会総選挙に向け、SPDは大統領選を機に選挙態勢を整えている。シュタインマイヤー氏の後任の外相にガブリエル経済・エネルギー相が転身。ガブリエル氏は来月、SPD党首の座をシュルツ前欧州議会議長に禅譲する。シュルツ氏は選挙戦で次期首相候補として、メルケル氏の対抗馬になる。
独大統領は国家元首だが、儀礼的仕事が主で政治的実権はない。
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