昨年4月の 熊本地震で被災して休園中だった熊本市動植物園(同市東区)が25日、 317日ぶりに部分開園した。 午前9時に門が開くと、 再開を待ちわびた親子連れらが、 次々に動物の 展示エリアに向かった。
昨年4月の熊本地震で被災して休園中だった熊本市動植物園(同市東区)が25日、317日ぶりに部分開園した。午前9時に門が開くと、再開を待ちわびた親子連れらが、次々に動物の展示エリアに向かった。
部分開園されたのは園の南側で、園全体(駐車場など付属設備を除く)約17.2ヘクタールのうち4割弱に当たる約6.5ヘクタール。閉園前120種いた動物のうち、部分開園によりキリンやゾウなど28種を見ることができる。
熊本市東区の公務員、木村亮(りょう)さん(43)の長女で小学校2年生の美結(みゆ)さん(8)はキリンを見て「大きくてびっくりした」と笑顔を見せた。
当面は土日祝日の午前9時~午後5時だけ営業し入場無料。徐々に開園エリアを広げ、来年4月の全面開園を目指す。獣舎が地震で損壊して福岡、大分両県の動物園に避難しているユキヒョウやアムールトラなども全面開園までに戻る予定だ。園は昨年4月14日の前震で敷地が隆起したり沈下したりし、飲み水や清掃に必要な給排水設備が損壊。翌15日から休園していた。【中里顕】
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