【ワシントン時事】 ロシア政府が先の 米大統領選に影響を与えようとサイバー攻撃を行っていたとされる問題をめぐり、 米下院情報特別委員会は20日、 コミー連邦捜査局(FBI)長官とロジャーズ国家安全保障局(NSA)局長を招いて公聴会を開いた。 コミー長官はトランプ大統
【ワシントン時事】ロシア政府が先の米大統領選に影響を与えようとサイバー攻撃を行っていたとされる問題をめぐり、米下院情報特別委員会は20日、コミー連邦捜査局(FBI)長官とロジャーズ国家安全保障局(NSA)局長を招いて公聴会を開いた。コミー長官はトランプ大統領の陣営とロシアが連携していた疑惑を含め、FBIが問題を捜査していることを明らかにした。 米国ではトランプ氏周辺とロシアが共謀し、民主党候補クリントン元国務長官に打撃を与える工作を進めたのではないかと疑う声すら出ている。コミー長官は「トランプ陣営とロシアの間に協調があったかを含め、FBIは昨年の選挙へのロシアの干渉を捜査している」と断言。「この捜査は犯罪行為があったかどうかを含む」と語った。 この問題をめぐっては、米情報機関を統括する国家情報長官室が1月、ロシアの情報機関がプーチン大統領の指示により、民主党全国委員会などのメールを内部告発サイト「ウィキリークス」に流出させたと断定。さらにこうした工作はトランプ氏を勝たせるのが目的だったと結論付けている。 トランプ氏周辺とロシアの関係は既に一端が明らかになっており、フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は対ロ制裁の扱いを就任前にキスリャク駐米ロシア大使と話し合っていたことが明るみに出て辞任。セッションズ司法長官も議会証言に反して同大使と2回会談していたことが露見し、辞任を求める声が上がっている。
同委がこの問題で公開の聴聞会を行ったのは初めて。野党・民主党は展開次第では政権を揺るがす大スキャンダルに発展する可能性もあるとみて、徹底的に追及する構えだ。 一方、20日の公聴会では、オバマ前大統領が大統領選中にニューヨークのトランプタワーを盗聴させていたとするトランプ氏の主張も議題となった。身内の与党・共和党からも根拠を疑う声が相次ぐ中、コミー長官は「(トランプ氏の主張を)裏付ける情報はない」と断言。トランプ氏に対する批判が強まりそうだ。(2017/03/21-00:50)
トランプ陣営の疑惑捜査=ロシア選挙介入でFBI-米下院公聴会:
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