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世界フィギュア:宇野自己最高104.86点 2位発進

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【ヘルシンキ福田智沙】 フィギュアスケートの 世界選手権は30日、 男子ショートプログラム(SP)が行われ、 宇野昌磨(中京大)が自己最高となる104.86点で2位につけた。
【ヘルシンキ福田智沙】フィギュアスケートの世界選手権は30日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、宇野昌磨(中京大)が自己最高となる104.86点で2位につけた。

会心の演技だった。宇野は演技を終えるとすぐさま右手をつき上げてガッツポーズ。自己ベストを4.58点更新しての2位発進に「1年やってきたことを出せて、高い点数をいただいて、順位もほんとにうれしかった」と笑顔を見せた。
「練習でできなくても、集中すれば(本番で)跳べるジャンプが増えてきた」と言っていた通りだった。冒頭の4回転フリップ、続く4回転-3回転の連続トーループは出来栄え評価で1点以上の加点を得た。管弦楽の調べに乗って情感豊かに演じ「練習が試合で出せたかな」とはにかんだ。
昨年の世界選手権、そして今年2月の冬季アジア札幌大会の失敗を思い出しながら滑っていた。初めての世界選手権は調整に失敗して7位に終わり涙に暮れた。アジア大会は優勝したがSP、フリーともミスが続出した。同じ失敗をしたくないと思いながら、懸命に滑りきった。
それでも「今は一個(何かを)失敗したら点数はどれだけ下がるか、順位はいくつ下がるか分からない」と気を引き締める。表彰台も視野に入れて迎えるフリー。「ジャンプだけになりたくない。見どころは全てと言えるように滑りたい」。ハイレベルの勝負に、自分の力を存分に出して臨む。【福田智沙】

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