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拉致被害者「救出運動のシンボル」横田さん夫妻は今

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20年という歳月は13歳の 娘を拉致され「救出運動の シンボル」 とされる横田めぐみさんの 両親にも重くの しかかっています。
20年という歳月は13歳の娘を拉致され「救出運動のシンボル」とされる横田めぐみさんの両親にも重くのしかかっています。 父親の滋さんは84歳。足腰の衰えに加え、会話にも詰まるようになり、定期的にリハビリに通っています。 母親の早紀江さんも先月で81歳。全国の支援者などに毎年900通を超える年賀状を出してきた2人ですが、ことし初めて書くのをやめました。 早紀江さんは「体がしんどいですし、主人もお話がしにくくなりましたから講演もできません。だんだん動けなくなってきています」と歯がゆさを募らせています。 娘の帰国を元気で迎えたいと今は健康管理を優先している両親。先週、運動を兼ねて自宅近くを散歩する2人の姿がありました。目に入るものすべてに娘の面影を重ね合わせるという早紀江さんは、道ばたに咲いた黄色い水仙の前で立ち止まると、こう続けました。 「こういう水仙が、めぐみちゃんの部屋の出窓の下にぎっしり咲いていたんです。部屋に入っただけで本当にいい香りがして。何を見ても娘のことが思い出されるので、思い出さなくてもいいように、早くここにいるようにしてほしい」。 ことし11月で拉致から40年。解決が時間との闘いになっていることを早紀江さんは痛感しています。 「もうことしですよ。これ以上、年を取ったらみんないなくなってしまいます。帰って来ても親がいないっていうことほど悲しいことはありません。ことし中に何とかしていただきたい」。

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