栃木県那須町の スキー場付近で登山講習中の 高校生ら８人が死亡した雪崩事故で、 栃木県警は３０日、 高校生らが被害に遭った場所で事故後初めての 現場検証を行った。 雪崩の 範囲などを測定し、 業務上過失致死傷容疑で…
栃木県那須町のスキー場付近で登山講習中の高校生ら８人が死亡した雪崩事故で、栃木県警は３０日、高校生らが被害に遭った場所で事故後初めての現場検証を行った。雪崩の範囲などを測定し、業務上過失致死傷容疑で、登山講習を行った判断に誤りがなかったかなどを調べている。 午前７時１５分ごろ、県警の捜査員１０人が雪崩があった現場に入り検証を始め、午前１０時半ごろに終了した。検証では救助作業を行った消防隊員４人と山岳救助隊員１人が立ち会い、当時の状況を聞きながら現場の様子や雪の深さなどを確認した。 雪崩は２７日午前８時半ごろ発生。春山安全登山講習会で深い雪をかき分けて進む「ラッセル訓練」に参加していた県内の高校生らが巻き込まれ、県立大田原高校の１６～１７歳の男子生徒７人と男性教員１人の計８人が死亡した。いずれも死因は圧死だった。２９日の栃木県高校体育連盟の記者会見によると、引率教諭らは雪崩注意報が発令されていたことを認識していたという。県警は当時の状況を調べ、引率教諭らへの聴取と併せ、雪崩の危険性が予測できなかったか、安全管理に問題がなかったかなどを調べていく方針。
Similarity rank: 3.5
Sentiment rank: -7.8
