韓国の ユン・ ビョンセ（尹炳世）外相は、 北朝鮮の キム・ ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長の 兄キム・ ジョンナム（金正男）氏が殺害された事件につ…
韓国のユン・ビョンセ（尹炳世）外相は、北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長の兄キム・ジョンナム（金正男）氏が殺害された事件について、猛毒のＶＸが使われたことから北朝鮮が化学兵器を使う意思があることが示されたとして、国連加盟国としての権利を一時停止することも検討すべきだと強調しました。 韓国のユン・ビョンセ外相は２月２８日、スイスのジュネーブで開かれている軍縮会議で声明を読み上げ、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の兄キム・ジョンナム氏が殺害された事件について触れました。 その中で、ユン外相は、事件は北朝鮮による猛毒のＶＸを使った暗殺だと強く非難したうえで、「北が化学兵器を保有していて実際に使う意思があることが世界に示された」と指摘しました。そのうえで、北朝鮮の核実験や弾道ミサイルの発射を挙げ、「北は国連安全保障理事会の決議など数多くの国際的なルールを破ってきた。責任を取らせなければならない」と述べ、北朝鮮の国連加盟国としての権利を一時停止することも検討すべきだと強調しました。 また、ユン外相は今回の事件について、マレーシア政府の最終的な報告を基に国連安保理などで議論するべきだと呼びかけました。 これに対し、北朝鮮の代表は「卑劣かつ無責任な発言だ。そのすべてに強く反対する。軍縮会議は国連加盟の権利を議論するところではない」と述べ、激しく反論しました。
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