熊本地震で給食センターが被災した熊本県益城町は12日、 町内の 7小中学校で学校給食を本格的に再開させた。 最初に最大震度7を観測してから14日で1年。 これまでは民間業者の 弁当給食で代用していただけに、 児童や生徒は温かい給食に喜びの 声を上げた。
熊本地震で給食センターが被災した熊本県益城町は12日、町内の7小中学校で学校給食を本格的に再開させた。最初に最大震度7を観測してから14日で1年。これまでは民間業者の弁当給食で代用していただけに、児童や生徒は温かい給食に喜びの声を上げた。
益城中央小(岩下育男校長)の6年2組では、西村博則町長が児童40人と給食を楽しんだ。メニューは「チンゲン菜のクリームシチュー」「にんじんサラダ」など5品で、おかわりする児童もいた。
担任の松村美甲子(みきこ)教諭は「昨年度は食べる間も話している児童が多かったが、今日は食べることに集中している」と喜び、水上正義(まさよし)さん(11)は「シチューの具が軟らかくて温かく、味も濃厚。めちゃうまい」と目を細めた。
給食は、教諭の分も含めて町内で計3310食が用意された。7小中学校のうち5小中学校が隣接する熊本市から提供を受け、2小学校は益城町が御船町の施設を借りて調理した。益城町は来年度中に給食センターを町内の別の場所に新築して調理を再開する予定。【杉山恵一】
Similarity rank: 1.