相模原市の 障害者施設殺傷事件を受けた精神保健福祉法の 改正案をめぐり、 塩崎恭久厚生労働相は20日の 参院厚生労働委員会で、 審議開始後に改正案の 概要を記した説明資料を修正したことについて「混乱を招いた」 と陳謝した。
相模原市の障害者施設殺傷事件を受けた精神保健福祉法の改正案をめぐり、塩崎恭久厚生労働相は20日の参院厚生労働委員会で、審議開始後に改正案の概要を記した説明資料を修正したことについて「混乱を招いた」と陳謝した。
当初の資料には法改正の趣旨について「二度と同様の事件が発生しないよう法整備を行う」との記載があり、野党などから「犯罪防止が改正の趣旨なら障害者の差別偏見につながる」との批判が噴出した。
これを受けて厚労省が審議入り後の13日に当該部分を削除したところ、さらに反発を招き審議が中断していた。
塩崎氏はこの日、削除の理由について「犯罪防止のための法案との誤解を招かないため」と説明。改正案について「退院後の医療や地域福祉、就労支援等の支援の充実を図り、結果として再発防止に資するもの」と強調した。【山田泰蔵】
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