１５日午前９時１０分ごろ、 川崎市川崎区池田１の 京急電鉄八丁畷（はっちょうなわて）駅に隣接する踏切で、 男性２人が京成高砂発三崎口行き快速特急列車（８両編成）にはねられ、 死亡した。 神奈川県警川崎署によると、 踏切内にいた高齢男性を別の 男性が助けようとしたが間に合わず、 ２人ともはねられたとみられる。 ２人の 身元確認を急ぐとともに、 事故の 経緯を調べている。
１５日午前９時１０分ごろ、川崎市川崎区池田１の京急電鉄八丁畷（はっちょうなわて）駅に隣接する踏切で、男性２人が京成高砂発三崎口行き快速特急列車（８両編成）にはねられ、死亡した。神奈川県警川崎署によると、踏切内にいた高齢男性を別の男性が助けようとしたが間に合わず、２人ともはねられたとみられる。２人の身元確認を急ぐとともに、事故の経緯を調べている。
川崎署によると、遮断機が下りる直前に７０代とみられる男性が踏切内に入った。その後、５０代くらいの男性が遮断機をくぐり、７０代男性の腰に手を当てて引き戻そうとする様子が目撃されていた。防犯カメラの映像などから、７０代男性は事故直前にタクシーを降り、遮断機が下りる前に踏切内に歩いて入ったという。
事故現場近くで路線バスを誘導していた横浜市保土ケ谷区の男性（７３）は「駅を通過するはずの下り列車が警笛を鳴らしながら走ってきて、踏切を過ぎた辺りで急停車した。高齢の男性が（事故が起きた）下り線側から踏切に入り、別の男性もその後ろから入ったようだ」と話した。
京急電鉄によると、運転士が事故現場の約７０メートル手前で踏切内の２人に気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかった。この事故で約１時間、運転を見合わせ、約８２００人に影響した。現場は住宅や店舗が密集する地域。【太田圭介、杉山雄飛】
