10日の 東京外国為替市場で円相場は12日続落した。 17時時点は1ドル=113円89~91銭と、 前日の 同時点に比べ26銭の 円安・ ドル高だった。 12日続落は2017年2月に17日続落して以来の 長さとなる
10日の東京外国為替市場で円相場は12日続落した。17時時点は1ドル=113円89~91銭と、前日の同時点に比べ26銭の円安・ドル高だった。12日続落は2017年2月に17日続落して以来の長さとなる。16時20分前後には114円13銭近辺まで下げ幅を広げた。前日の米債券市場で長期金利が約1カ月ぶりの水準まで上昇した流れを受け、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。 日銀 の金融緩和策が長期化するとの観測も円の重荷になった。 一方、最近の円安進行に伴い円を売り持ちにした投資家から持ち高調整の円買いも入った。北朝鮮が核実験の準備を進めていると伝わったのを手掛かりに円に資金を戻す参加者もいて、円の下値は堅かった。 9~17時の円の高値は1ドル=113円65銭近辺、値幅は48銭程度だった。 円は対ユーロで5営業日ぶりに反発した。17時時点は1ユーロ=124円05~07銭と、前日17時時点に比べ7銭の円高・ユーロ安だった。欧州の政治リスクの後退で前日まで円安・ユーロ高が進んだ反動で、円の買い戻しが入った。 ユーロは対ドルで続落した。17時時点は1ユーロ=1.0892~95ドルと同0.0031ドルのユーロ安・ドル高だった。米金利の先高観を背景に欧米金利差の拡大を見込んだユーロ売り・ドル買いが出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕