大相撲夏場所は東京・ 両国の 国技館で初日を迎え、 皇太子ご夫妻が観戦される中、 ３場所連続優勝がかかる横綱・ 稀勢の 里は、 小結の 嘉風に押し出しで敗れ…
大相撲夏場所は東京・両国の国技館で初日を迎え、皇太子ご夫妻が観戦される中、３場所連続優勝がかかる横綱・稀勢の里は、小結の嘉風に押し出しで敗れ、黒星発進となりました。 大栄翔に高安は高安がはたき込み。大関昇進がかかる場所で白星発進の高安は「初日が肝心ですから、きょう勝ったことで、あしたいいイメージで取れます」と淡々と話していました。 玉鷲に千代翔馬は玉鷲が押し出し。 隠岐の海に大関・豪栄道は豪栄道が下手出し投げで勝ちました。今場所負け越すと大関から陥落する角番の豪栄道は「自然と動けた。１日１日集中してやるだけ。余裕はないけど、自分の相撲を取れればいけるんじゃないか」と充実感を漂わせていました。 大関・照ノ富士に遠藤は遠藤が寄り切り。遠藤は「場所前に、しっかり稽古をやっていたので、自然と体が動くと思っていた。最後まで取りきれてよかった。相手は体が大きいので、下から下から攻めようと意識した」と話していました。 千代の国に横綱・白鵬は白鵬が寄り切り。休場明けで１年ぶりの優勝を目指す白鵬は「気持ちよさと多少の緊張感があった。まあ、だんだんと」と振り返っていました。 横綱・日馬富士に琴奨菊は日馬富士が寄り切りで勝ちました。 御嶽海に横綱・鶴竜は小結の御嶽海が押し出し。鶴竜は突き押しで土俵際まで攻め込みましたが、御嶽海がうまく回り込んで態勢を立て直し、押し出しました。 鶴竜は「立ち合いはよかったと思う。何でもないところで引いた。自分で負けている」と振り返っていました。 一方、御嶽海は「しっかり回り込めた。チャンスの時はしっかり前に出ていたし、いいんじゃないですか」と充実感を漂わせていました。 横綱・稀勢の里に嘉風は小結の嘉風が押し出しで勝ちました。稀勢の里は得意の左からの攻めが出ず、嘉風の出足に後退し、土俵際で突き落としを狙いましたが押し出されました。 稀勢の里は左の感触について「悪くはないです。相手が上回ったんじゃないですか」と振り返り、「また、あしたやるだけ」と表情を変えずに話していました。 一方、嘉風は「１５０点の相撲。左の下手を取ってから右おっつけがいいところに入った」と笑顔で話していました。
