愛知県は2日、 県図書館(名古屋市中区)が所蔵する小中高校の 記念誌など68冊の 計510ページが切り取られる被害に遭ったと発表した。 岐阜県図書館などで同様の 被害があったことを受け、 調査していた。 県は器物…
愛知県は2日、県図書館(名古屋市中区)が所蔵する小中高校の記念誌など68冊の計510ページが切り取られる被害に遭ったと発表した。岐阜県図書館などで同様の被害があったことを受け、調査していた。県は器物損壊として県警に被害届を出した。 被害に遭ったのは「地域資料」のコーナーにある記念誌や学校史など611冊のうち、小学校9冊、中学校27冊、高校32冊。被害の大半が、クラス写真や部活動などの写真のページに偏っており、手でちぎり取ったような跡が残っていた。これほど大規模な被害は初めてだという。 また、名古屋市によると、2日、市立図書館3館の小中学校の記念誌など7冊でページごと抜き取られたり、破られたりする被害が見つかった。鶴舞中央図書館で5冊、千種図書館と瑞穂図書館で1冊ずつ確認されたという。 学校記念誌などの切り取り被害は、岐阜県図書館と岐阜市立中央図書館が1日、計19冊で見つかったと発表している。