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政策でマクロン氏に軍配=TV討論、ルペン氏と非難合戦-仏大統領選

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【パリ時事】 7日に決選投票を迎えるフランス大統領選の 中道系独立候補、 マクロン前経済相(39)と極右政党・ 国民戦線(FN)の ルペン候補(48)が3日、 最後の 「直接対決」 となるテレビ討論会に出演し、 激しい非難合戦を展開した。 終了後の 調査では、 政策論議を軸に据えた
【パリ時事】7日に決選投票を迎えるフランス大統領選の中道系独立候補、マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)が3日、最後の「直接対決」となるテレビ討論会に出演し、激しい非難合戦を展開した。終了後の調査では、政策論議を軸に据えたマクロン氏が「説得力があった候補」として63%の支持を獲得、34%のルペン氏を大きく引き離した。 ルペン氏は冒頭、金融機関出身でオランド政権の経済相を務めたマクロン氏を「過度な規制緩和や野蛮なグローバル化を体現する候補だ」と批判した。マクロン氏は、ルペン氏が欧州連合(EU)離脱など過激な政策を唱えていることを念頭に「国民の怒りにつけ込み、まやかしの主張を繰り返している」と応じた。 ルペン氏はまた、EUでドイツの発言力が増し、フランスの存在感が低下していると強調。「私が大統領にならなくてもメルケル独首相に支配される。いずれにせよ女性の統治だ」とEUとの協調路線を取るマクロン氏を皮肉った。マクロン氏がイスラム教徒との共存を訴えていることに関しても「過激主義者を甘やかしている」と指弾した。 マクロン氏は「あなたの姿勢そのものが、国民を分断しようとするテロリストのわなにかかっている」とイスラム系移民排斥を掲げるルペン氏に反論。ルペン氏が提案する国境管理の復活についても、治安対策上の効果に疑問を呈した。 討論では、マクロン氏が個人攻撃に重点を置くルペン氏をたしなめるように政策の問題点を指摘する場面が目立った。たまらずルペン氏が「教師のような態度を取られるのは好きじゃない」と漏らすと、マクロン氏は「あなたは視聴者を楽しませればいいが、私は国を統治する」と突き放した。(2017/05/04-11: 46) 関連ニュース
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