東京都の 小池百合子知事が、 自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの 会」 （野田数代表）の 代表に就任する見通しであることが３０日、 関係者への 取材で分かった。 ６月１日に行われる都民ファーストの 総決起集会で発表する方向で調整している。
東京都の小池百合子知事が、自身が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」（野田数代表）の代表に就任する見通しであることが３０日、関係者への取材で分かった。６月１日に行われる都民ファーストの総決起集会で発表する方向で調整している。
都民ファーストは、７月２日投開票の都議選で、公明党などの支持勢力での過半数（６４議席）獲得を目指している。だが、毎日新聞が２７、２８両日に実施した世論調査によると、小池氏を支持すると答えた人が６３％だったのに対し、政党別投票先で都民ファーストと答えたのは１１％にとどまった。小池氏を支持すると答えた層でも、投票先を都民ファーストとしたのは１７％と低迷している。
関係者によると、高い支持率を維持する小池氏が代表を務めることで、より「小池カラー」を鮮明にし、支持層の拡大を図る狙いがあるとみられる。小池氏も３０日、都庁で「都民ファーストの会の代表に就任するのか」との報道陣の問いに、「その予定です」と答えた。【芳賀竜也、円谷美晶】
