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北朝鮮、短距離の地対艦ミサイル数発発射 日本海に落下

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韓国軍合同参謀本部は8日、 北朝鮮が同日午前6時18分ごろ、 東部の 江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近から北東方向に、 短距離の 地対艦巡航ミサイルを数発発射したと発表した。 高さ約2キロまで上がっ…
韓国軍合同参謀本部は8日、北朝鮮が同日午前6時18分ごろ、東部の江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近から北東方向に、短距離の地対艦巡航ミサイルを数発発射したと発表した。高さ約2キロまで上がって約200キロ飛行し、日本海に落下した。米軍を強く意識した軍事行動とみられる。北朝鮮は国連安全保障理事会が核・ミサイル開発に関連して2日に採択した制裁決議に反発し、開発を続ける意思を示していた。 巡航ミサイルは、飛行機のように翼や小型ジェットエンジンを備え、水平飛行するミサイル。弾道ミサイルに比べて速度が遅く、地形に沿って低空飛行する。画像やセンサーなどで位置情報を補完すれば、精度の高い攻撃が可能になるとされる。 米軍当局者は「今回は弾道ミサイルではない」と語った。 韓国の国防省は「様々な種類のミサイル開発能力を誇示し、米空母船団の海上訓練と関連して、対艦艇に対する精密打撃能力を武力示威するねらいがある。米中関係や南北関係の主導権を確保する意図がある」との分析を示した。ただ、北朝鮮がどの位置に目標を設定していたのかは明らかでなく、精度については不明だ。 北朝鮮は5月29日に元山付近から日本海に向けて弾道ミサイルを発射した後、「敵艦船をはじめ、海上と地上の針の穴のような個別的目標を精密に打撃できる弾道ロケット(ミサイル)」を開発していると主張していた。専門家からは技術的裏付けがないとの指摘が出ていた。 北朝鮮は国連安全保障理事会が2日、核・ミサイル開発に関連して採択した対北朝鮮制裁決議について、「悪辣(あくらつ)な敵対行為であり全面排撃する」と非難する外務省報道官談話を発表。米国が1日に発表した、ロシア企業を含む追加の独自制裁についても強く反発していた。 北朝鮮報道官は談話で、制裁決議について「米国が中国と長い間協議して作り出した」「二つの国が好きなようにでっち上げた」との表現で中国の役割にも批判的に言及。その上で「核武力を強化する道で一歩も退かず、最終勝利に向けてさらに強固に前進する」と述べ、核・ミサイル開発を続ける意思を明確にしていた。 北朝鮮は韓国の文在寅(ムンジェイン)政権発足後の5月14日以降、今回を含めて5回ミサイルを発射し、うち3回は弾道ミサイルの発射だった。(ソウル= 武田肇 ) ■今年の北朝鮮のミサイル発射 2月12日 新型弾道ミサイル「北極星2」を発射 3月6日 「スカッドER改良型」4発を発射。うち3発は日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下 22日 弾道ミサイルを発射 4月5日 新型とみられる弾道ミサイルを発射 16日 中距離弾道ミサイルを発射 29日 新型とみられる弾道ミサイルを発射。数分後に北朝鮮内に落下 5月14日 新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」を発射 21日 「北極星2」を発射 29日 弾道ミサイルを発射 6月8日 地対艦巡航ミサイルを数発発射 *すべて1月に米国でトランプ政権が発足した後。ミサイルの種類は一部推定

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