昭和４６年、 東京・ 渋谷で警察官を殺害したとして指名手配されている過激派「中核派」 の メンバーと見られる男が公務執行妨害の 疑いで逮捕された事件で…
昭和４６年、東京・渋谷で警察官を殺害したとして指名手配されている過激派「中核派」のメンバーと見られる男が公務執行妨害の疑いで逮捕された事件で、警察がＤＮＡの型を照合したところ、男はメンバーの父方の親族と血縁関係があることがわかりました。警察は、さらに身元の確認を進め、今後殺人などの疑いで再逮捕する方針です。 大阪府警は、先月１８日に過激派「中核派」の拠点として広島市内のマンションを捜索し、室内にいた鈴木哲也容疑者（５２）を有印私文書偽造などの疑いで、別の男を公務執行妨害の疑いでそれぞれ逮捕しました。 このうち、公務執行妨害の疑いで逮捕された男は、顔や体などの特徴から昭和４６年１１月、仲間らと東京・渋谷区の派出所などを襲い当時２１歳の警察官を殺害したなどとして警視庁に殺人などの疑いで指名手配されている大坂正明容疑者（６７）と見られるということです。 これまでに、男のＤＮＡの型を照合したところ大坂容疑者の母親と血縁関係があることに矛盾がないということが分かっていますが、さらに父方の親族とも血縁関係があるという結果が出たことが、捜査関係者への取材でわかりました。 男は、調べに対して黙秘しているということです。 警察は、さらに身元の確認を進め、今後殺人などの疑いで再逮捕する方針で、事件のいきさつや逃亡の足取りなどについて捜査を進めることにしています。
