10日の 東京株式市場で日経平均株価は反発した。 終値は前日比104円00銭(0.52%)高の 2万0013円26銭と4日ぶりに2万円台を回復した。 8日の トランプ米大統領周辺とロシアの 不透明な関係を巡るコ
10日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比104円00銭(0.52%)高の2万0013円26銭と4日ぶりに2万円台を回復した。8日のトランプ米大統領周辺とロシアの不透明な関係を巡るコミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言は「政権を揺るがすような発言は出なかった」との受け止めが広がり、先行き懸念が和らいだ。米ロボット会社の買収発表などを受け、 ソフトバンク が大幅上昇したことも株価指数を押し上げた。 8日の英総選挙の結果は9日午後に「与党・保守党の過半数割れが確実」と伝わった。英国政治の先行きへの不透明感が高まるとの懸念から日経平均は伸び悩み、2万円を下回る場面もあった。午前には一時、前日比186円01銭高の2万0096円01銭に上昇していた。 株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出に伴う取引もあり、東証1部の売買代金は概算3兆2000億円と5日以来、1週間ぶりに3兆円を超えた。 QUICKの試算によると、SQ値は1万9997円63銭だった。東証1部の売買高は22億6387万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は903と全体の45%にとどまった。値下がりは982、変わらずは133だった。 JPX日経インデックス400は小幅ながら5日続落した。終値は前日比1.69ポイント(0.01%)安の1万4169.70だった。東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発し、1.25ポイント(0.08%)高い1591.66で終えた。 年初来高値を付けた 東芝 、 東エレク が上げた。 T&D 、 三菱UFJ や 第一生命HD といった金融株が買われた。 住友不 や 菱地所 、 三井不 といった不動産株も上昇した。 9日付の日本経済新聞朝刊が「傘下の富士ゼロックスのニュージーランド子会社で発覚した会計問題を巡り、オーストラリアでも不備がみつかったことがわかった」と報じた 富士フイルム は前日に比べ4%下げた。 アサヒ 、 花王 や OLC が下落した。 資生堂 や ヤマトHD 、 セコム が売られた。 東証2部株価指数は続落した。 シャープ や 朝日インテク が下げ、 ピクセラ と フュトレック が上げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕