昨年の 米大統領選にロシアが介入したとされる疑惑を調査している米上院情報委員会は7日、 トランプ大統領に解任された連邦捜査局(FBI)の コミー前長官が翌日の 公聴会で読み上げる声明を公表した。 声明でコミー…
昨年の米大統領選にロシアが介入したとされる疑惑を調査している米上院情報委員会は7日、トランプ大統領に解任された連邦捜査局(FBI)のコミー前長官が翌日の公聴会で読み上げる声明を公表した。声明でコミー氏は、トランプ氏から「この件はやり過ごしてほしい」などとフリン前大統領補佐官への捜査の中止を要求されたほか、忠誠を求められたと明らかにした。 トランプ氏からの「圧力」はこれまで米メディアが報じてきた。当事者が自ら公式な形で詳細に証言することは、トランプ政権にとって打撃になりそうだ。 声明によると、コミー氏は解任されるまでの約4カ月の間、トランプ氏と直接2人で面会したのは3回で、電話でも6回やりとりした。その都度、すぐにメモに残していたという。 トランプ氏は、2月14日にフリン前補佐官への捜査を打ち切るように求めたという。フリン氏は駐米ロシア大使との協議をめぐって前日に辞任。 FBIの捜査対象になっていた。トランプ氏は大統領執務室で「彼(フリン氏)はいいやつだ。この件はやり過ごしてほしい」と要求したという。 コミー氏はFBIの独立性への…