関西と中国地方を周遊するJR西日本の 豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」 の 運行が17日から始まり、 一番列車が大阪駅を出発しました。
関西と中国地方を周遊するJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」の運行が17日から始まり、一番列車が大阪駅を出発しました。 「トワイライトエクスプレス瑞風」は1泊2日や2泊3日で、関西と中国地方を周遊する豪華寝台列車です。 17日はJR大阪駅で出発式が行われ、午前10時前にホームに深い緑色の流線型の先頭車両が姿を現すと、待ち受けた大勢の鉄道ファンから歓声が上がりました。 10両編成の列車には16の客室があり、先頭と最後尾の車両は天井まで窓が広がる展望車となっていて、乗客が外に出ることができるデッキも備えています。 また、食堂車では景色を楽しみながら西日本各地の旬の食材を使った一流のシェフの料理が提供されるほか、本格的なバーカウンターや茶の湯も楽しめるラウンジもあります。 料金は1泊2日のツインの部屋で1人27万円から、最も豪華なスイートは2人で利用した場合、1泊2日で1人75万円からと高額ですが、一番列車の抽選倍率は平均で25倍に上ったということです。 新婚旅行として夫婦で瑞風に乗車した小林あやかさん(39)は「すでに引退したかつての寝台特急、『トワイライトエクスプレス』で夫と知り合ったので、もう一度乗りたいと思っていました。歴史的な列車の特別な時間と空間のすべてを楽しみたい」と話していました。 一番列車は乗客16組31人を乗せて、午前10時20分ごろに大阪駅を出発しました。今回は山陰地方を通って1泊2日で山口県の下関駅を目指すコースで、途中、兵庫県の城崎温泉や幕末の歴史がいきづく山口県萩市などに立ち寄ります。