環境省は14日、 横浜港の 本牧ふ頭(横浜市中区)で、 強い毒を持つ外来アリの 「ヒアリ」 を700匹以上確認したと発表した。 横浜港での 発見は初めて。 ヒアリの 発見はこれで5都府県の 7カ所に広がった。 見つかっ…
環境省は14日、横浜港の本牧ふ頭(横浜市中区)で、強い毒を持つ外来アリの「ヒアリ」を700匹以上確認したと発表した。横浜港での発見は初めて。ヒアリの発見はこれで5都府県の7カ所に広がった。
見つかったのはコンテナヤード内のアスファルトの割れ目。500匹以上の働きアリと、羽のあるオスが5~10匹、さなぎと幼虫がそれぞれ100匹以上確認できた。女王はまだ見つかっていないが、繁殖していた可能性があるという。
ヒアリは5月下旬、中国・広州市の南沙港からの貨物船で運ばれたコンテナ内で国内初確認された。その後、神戸港や名古屋港などでも確認されていた。
環境省は今後、現場を詳しく調べるとともに、ヒアリが見つかった場所から周囲2キロを調査する方針。また、捕獲わなを設置し、アリの生息状況を踏まえた上で毒エサを置くなどの対応をするという。