JR九州の 青柳俊彦社長は25日、 新幹線と在来線の レールの 双方を走れる開発中の 新型車両「フリーゲージトレイン」 (FGT)について、 採算性が見込めないなどとして、 九州新幹線長崎ルート(博多-長崎)での 事業運営は「現時点では困難だ」 との 認識を示した。 運営主体の JR
J R 九 州の青柳俊彦社長は25日、新幹線と在来線のレールの双方を走れる開発中の新型車両「 フ リ ー ゲ ー ジ ト レ イ ン 」(FGT)について、採算性が見込めないなどとして、九州新幹線長崎ルート(博多-長崎)での事業運営は「現時点では困難だ」との認識を示した。運営主体のJ R 九 州が導入に慎重な考えを示したことで、長崎ルートの新幹線整備方針は見直しが避けられなくなった。 青柳社長は、東京都内で同日開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会に出席。安全性が確立されていないことや、FGTの車両維持などにかかる費用が一般の新幹線を年間約50億円上回ることを、導入困難との判断理由に挙げた。 FGTは、レールに合わせて左右の車輪の幅を変え、新幹線と在来線の双方を走行できる新型車両。レール幅の異なる線路が混在する長崎ルートでは、2022年度に全国に先駆けてFGTを導入する予定だった。しかし、国の走行試験で車軸に摩耗が見つかり、国土交通省が予定通りの導入は困難との見通しを示していた。(2017/07/25-22: 08) 関連ニュース
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