成田空港会社の 元執行役員が、 会社が発注した業務をめぐって、 便宜を図った見返りに千葉県内の 建築会社から現金を受け取ったとして、 収賄の 疑いで逮捕…
成田空港会社の元執行役員が、会社が発注した業務をめぐって、便宜を図った見返りに千葉県内の建築会社から現金を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕された事件で、この元役員が、少額の発注業務であれば、随意契約の業者を自分で選べる権限を利用し、建築会社に繰り返し業務を受注させていたことが、警視庁への取材でわかりました。 千葉県成田市にある成田空港会社の元上席執行役員、栗田好幸容疑者（６４）は、会社が発注した物品の納入業務をめぐって、便宜を図った見返りに、ことし１月、千葉県多古町にある「オフィスときわ」の社長、越川勝典容疑者（４７）夫婦から現金６０万円を受け取ったとして収賄の疑いで警視庁に逮捕されました。 その後の調べで、栗田元役員が２００万円未満の発注業務であれば、随意契約の業者を自分で選べる権限を利用し、越川容疑者の会社に業務を繰り返し受注させていたことが警視庁への取材でわかりました。 警視庁によりますと、平成２６年度以降、成田空港会社から合わせて１億円以上の業務を受注していたということです。警視庁は、癒着の実態について、さらに調べを進めています。
