ドイツで開かれているＧ２０サミットは８日に２日目を迎え、 日本時間８日夜には閉幕にあわせて首脳宣言が発表される予定です。 首脳宣言では保護主義的…
ドイツで開かれているＧ２０サミットは８日に２日目を迎え、日本時間８日夜には閉幕にあわせて首脳宣言が発表される予定です。首脳宣言では保護主義的な主張が強まる中で、持続的な成長に向けてＧ２０が自由貿易推進の明確なメッセージを打ち出すことができるのかなどが焦点になっています。 安倍総理大臣やアメリカのトランプ大統領など主要２０か国の首脳が出席して、世界経済の持続的な成長に向けて意見を交わす、Ｇ２０サミットは日本時間の７日夕方、ドイツ第２の都市ハンブルクで開幕しました。 初日の７日は最初に、テロ対策をテーマとした討議が行われ、各国の首脳は世界中のあらゆるテロ攻撃を非難し、テロおよびその資金との戦いで国際協力や情報交換を深化させることなどで一致しました。 また、世界的に保護主義的な動きが強まる中で焦点の１つとなっている、世界経済や貿易をテーマにした討議では、「不公正な貿易慣行を含む保護主義と闘う」ことでおおむね一致しました。 一方、気候変動などをテーマにした討議では、アメリカが地球温暖化対策の国際的枠組み、「パリ協定」を脱退したことに対し、各国の首脳から、パリ協定に沿って対策を実施していきたいという意見が相次ぎました。 Ｇ２０サミット２日目の８日、各国の首脳は移民や保健、雇用などをテーマに討議を行うことにしています。 そして、Ｇ２０サミットは８日夜、一連の日程が終了し、閉幕にあわせて２日間の討議の成果を盛り込んだ首脳宣言が発表される予定です。首脳宣言では保護主義的な主張が強まる中で、持続的な成長に向けてＧ２０が自由貿易推進の明確なメッセージを打ち出すことができるのかなどが焦点になっています。
