岐阜県多治見市の 中央自動車道で30日、 工事現場に大型トラックが突っ込み、 積み荷の プラスチック原料などが高速の 下を通る国道に落ちた事故。 「バシャッと何かが降ってき…
岐阜県多治見市の中央自動車道で30日、工事現場に大型トラックが突っ込み、積み荷のプラスチック原料などが高速の下を通る国道に落ちた事故。「バシャッと何かが降ってきて、目の前が真っ赤になった」。車で国道を走っていた名古屋市の会社員、安藤太郎さん(31)が、こわばった表情で語った。 仕事でよくこの国道を使っていたという安藤さん。降ってきた大量の赤い粒子と銀色の筒のようなものが車にぶつかり、目の前が見えなくなってブレーキを踏んだ。車はスリップし、止まったときにサイドミラーを見ると、隣を走行していた車はボンネットが大きく壊れていた。 「怖かった。何が起きたか全然分からなかった」と驚きを隠さない。隣の車には男女2人が乗り、助手席の男性は額から血を流していたという。 中央道では道路の舗装の補修工事が行われていた。事故後は高速上にも赤い粒子や車両の部品などが散乱し、フェンスもひしゃげていた。