アメリカ海軍の イージス艦がマラッカ海峡でタンカーと衝突し乗組員10人が行方不明になっている事故で、 アメリカ海軍はこれまでの 捜索で艦内から複数…
アメリカ海軍のイージス艦がマラッカ海峡でタンカーと衝突し乗組員10人が行方不明になっている事故で、アメリカ海軍はこれまでの捜索で艦内から複数の遺体が見つかり、身元の確認を進めていると明らかにしました。 21日、シンガポール付近のマラッカ海峡で、横須賀基地に配備されているアメリカ海軍のイージス駆逐艦「ジョン・マケイン」が民間のタンカーと衝突し、海軍の乗組員5人がけがをし、10人が行方不明になっています。 事故を受けて、アメリカ太平洋艦隊のスウィフト司令官が22日夜、シンガポールで記者会見し、これまでの捜索でイージス艦の艦内から複数の遺体が見つかったことを明らかにしました。遺体は左舷後方の、衝突で大きく破損した部分に近い密閉された区画などで見つかったということで、行方不明の乗組員かどうか、身元の確認を進めているということです。 一方で、スウィフト司令官はことしに入ってアメリカ海軍のイージス艦で事故が相次いでいることについて「一連の事故に共通する根本的な原因があるのか。もしあるとすれば、再発防止策を探っていく」と述べ、原因究明に全力を挙げる姿勢を強調しました。