韓国の ムン・ ジェイン(文在寅)大統領は、 就任から100日に合わせて記者会見し、 北朝鮮に対する軍事攻撃の 判断基準にもなるいわゆるレッドラインに…
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、就任から100日に合わせて記者会見し、北朝鮮に対する軍事攻撃の判断基準にもなるいわゆるレッドラインについて、ICBM=大陸間弾道ミサイルを完成させそれに核弾頭を搭載して兵器化することだという認識を示し、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮を改めて強くけん制しました。 韓国のムン・ジェイン大統領は17日、就任から100日となったのに合わせて、大統領府で内外のメディアとの記者会見に臨みました。 この中でムン大統領は、アメリカと北朝鮮の激しい非難の応酬をめぐり、北朝鮮に対する軍事攻撃の判断基準にもなる「越えてはならない一線」、いわゆるレッドラインについて、「ICBMを完成させ、それに核弾頭を搭載して兵器化することだと考えている。北は徐々にそのラインに近づいている」と述べ、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮を改めて強くけん制しました。 そのうえで、「朝鮮半島で二度と戦争は起きないと自信を持って言う。韓国の同意なくして、誰も朝鮮半島での軍事行動を決めることはできない」と強調しました。 さらにムン大統領は、「北の挑発に対しては強力な制裁を科すが、結局、平和的に解決しなければならないことは、アメリカのトランプ大統領を含めた国際的な合意だ」として、最終的には対話による問題解決を目指すほかないという考えを示しました。