安倍晋三首相は5日、 北朝鮮による6回目の 核実験強行を受け、 制裁を強化する国連安全保障理事会の 新決議採択に向けてドイツ、 ロシア、 インド各国に協力を要請した。 安倍首相は5日夜、 ドイツの メルケル首相と電話で約20分間会談し、 新制裁決議の 採択へ緊密に連携し、 中国や
安倍晋三首相は5日、北朝鮮による6回目の核実験強行を受け、制裁を強化する国連安全保障理事会の新決議採択に向けてドイツ、ロシア、インド各国に協力を要請した。 安倍首相は5日夜、ドイツのメルケル首相と電話で約20分間会談し、新制裁決議の採択へ緊密に連携し、中国やロシアにも建設的な役割を促していくことで一致した。安倍首相は「強力な決議が不可欠だ」と訴えた。 メルケル首相は「核実験は世界全体への脅威だ。自分が欧州連合(EU)首脳に働き掛け、一致団結して臨みたい」と述べた。電話会談はドイツ側が申し入れた。 これに先立ち、安倍首相は安保理常任理事国であるロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と首相官邸で会談した。同書記はプーチン大統領の側近で、制裁強化に慎重なロシアに対し理解を求めたもようだ。 また、安倍首相はインドのジャイトリー国防相とも会談し、核実験について「断じて許すことができない。暴挙を止められるかどうかは国際社会の連帯にかかっている」と強調。ジャイトリー氏は「ミサイル拡散は日本とインド双方にとって懸念事項だ」と述べた。 小野寺五典防衛相もジャイトリー氏と防衛省で会談し、両国の防衛協力をさらに進めることを確認。インドが北朝鮮との貿易を停止したことについて、小野寺氏は「この姿勢が脅威を抑止する」と評価した。(2017/09/05-23: 12) 関連ニュース
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