【ニューヨーク=上塚真由】 北朝鮮による6回目の 核実験を受け、 国連安全保障理事会は4日午前(日本時間同夜)、 緊急会合を公開で開き、 米国の ヘイリー国連大使は週内に「…
【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮による6回目の核実験を受け、国連安全保障理事会は4日午前(日本時間同夜)、緊急会合を公開で開き、米国のヘイリー国連大使は週内に「最強の措置」となる対北制裁の交渉を進め決議案を各国に提示、11日の採決を目指す考えを示した。これに対し、中国とロシアは従来通り対話による解決を訴えた。制裁交渉では、中国が反対してきた石油禁輸が含まれるかどうかが焦点となる。 緊急会合は、日米英仏韓の5カ国の要請で開催。ヘイリー氏は、過去8回の安保理の対北制裁決議は機能していないと指摘し、「取り得る最強の措置を採択しなければならない」と強調。米国は戦争を求めていないとしつつも、「われわれの忍耐は無制限ではない」と強く警告した。 日本の別所浩郎国連大使も「北朝鮮の政策を変えるため最大限の圧力をかけるべきだ」と訴えた。 これに対し、中国の劉結一国連大使は「対話を通じた平和的解決」を要望し、ロシアのネベンジャ国連大使も軍事解決に反対、対話再開を呼びかけた。両国は北朝鮮の核・ミサイル開発の凍結と同時に、米韓にも合同軍事演習の停止を求める案を改めて提示した。 続きを読む