Start Japan Japan — in Japanese 胸張り日馬富士「精いっぱいやった 優勝は優勝」

胸張り日馬富士「精いっぱいやった 優勝は優勝」

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気迫の 逆転だった。 大相撲秋場所(両国国技館)千秋楽の 24日、 日馬富士が11日目終了時点でついた3差をひっくり返した。 15日制では初。 4敗しての 賜杯にも「精いっぱいやった結果。 優勝は優勝」 と胸を張った。
気迫の逆転だった。大相撲秋場所(両国国技館)千秋楽の24日、日馬富士が11日目終了時点でついた3差をひっくり返した。15日制では初。4敗しての賜杯にも「精いっぱいやった結果。優勝は優勝」と胸を張った。
本割で流れを作った。低い立ち合いで右前まわしを取ると、下がっても慌てない。豪栄道得意の右差しを許さず、左前みつも引いて一気に前に出た。
決定戦までの約10分間。日馬富士は支度部屋で、十両・照強をわざわざ呼んで、当たりを確認した。極めて異例の「指名」は、身長168センチの弟弟子を相手に低い立ち合いを心がけるため。イメージ通り決定戦はわずか数秒の速攻だった。
八角理事長(元横綱・北勝海)は「最初の相撲で真っすぐ当たれば(勝てる)という手応えがあったのだろう。豪栄道は決定戦のペースが分からなかったのかも。経験の差だよ」。初進出の大関に対し、過去2回出場の横綱が上だった。
照強を相手にした理由について「テレビに出してやろうかと思った」と館内を笑わせたが、緻密で冷静な作戦が功を奏した。序盤はばたついたものの、自力優勝の芽が出た13日目の嘉風戦からは速攻相撲を取り戻した。
横綱・大関陣7人中5人が休場した場所で一人横綱の責任を果たした。「初めてで、本当に良い経験をさせてもらった」。土俵を降りると大きく息をついた。【飯山太郎】

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